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Google Chrome OS(グーグル・クローム・オーエス)とは、Googleが開発しているオープンソースのオペレーティングシステム (OS) である。Linuxカーネルを採用し、独自のウィンドウシステムを備えている。 == 概要 == Google Chrome OSは、ウェブの閲覧とウェブアプリケーションの動作に適したOSとして、主にx86やARMなどのアーキテクチャを採用したネットブックやデスクトップパソコンへ搭載されるOSとしての展開を想定している。11.6〜14インチのノートパソコンを中心としながらも、5インチのタブレットから60インチのディスプレイまで対応できるように、様々なUIを準備している〔Form Factors Exploration (The Chromium Projects) 〕。 Googleが提供するもう一つのOSであるAndroidは主にスマートフォンなどの小さい携帯端末に向けたものだが、ネットブックに応用する動きもある。一方Google Chrome OSは、ネットブックより性能の高いフルサイズのデスクトップシステムにも最初から対応すると明言している〔グーグルのブログ記事 "Introducing the Google Chrome OS" 2009-07-11閲覧〕。 Google Chrome OSはオープンソースライセンスに基づいて提供されている。上記のように Linux と Google Chrome、および同社が開発した独自のウィンドウシステムが用いられるという。 エイサー、ASUS、ヒューレット・パッカード、レノボ〔「Google Chrome OS」は無料、共同開発企業名も公表 、Impress INTERNET Watch、2009年7月9日〕、東芝〔Google「Chrome OS」に東芝が参加 国内メーカーは動向注視 、ITmedia、2009年7月23日〕といったパソコンメーカー、アドビシステムズ、フリースケール、クアルコム、テキサス・インスツルメンツ〔、インテル〔インテル、グーグルの「Chrome OS」開発に参加していたことを明らかに 、computerworld.jp、2009年7月10日〕といった大手 IT 企業が開発に協力している。 Google Chrome OSは当初Ubuntuをベースに開発されていたが、2010年2月にGentoo Linuxのパッケージ管理システムであるPortageを使用する為にベースとなるOSをUbuntuからGentooに変更した。 2011年6月時点では、Chrome OSは単体での提供は行なわれない。また、Windowsとのデュアルブート環境なども構築できない〔“最新Chrome OS”搭載機をひと足先に触ってきた 〕。しかし、オープンソース版のChromium OSは、現在も配布が続けられており、http://chromeos.hexxeh.net/ にてVanilla builds という派生版や http://getchrome.eu/ にてCr OS Linuxというものも作られている。また、WiFiのサポートなどを追加したChromium OS lime、Dockerと統合されたCoreOSなども誕生した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Google Chrome OS」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chrome OS 」があります。 スポンサード リンク
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